残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

Past news

残しておきたい福祉ニュース

 2000年 
1月 2月 3月 4月 * 6月 7月 8月 * 10月 11月 12月

 2000. 1.17 宮城県福祉事業団と県社会福祉協議会で相次いだ不祥事 知的障害児施設「宮城県ほたる学園」の職員が性的行為
 2000. 1.26 社会福祉法人十愛療育園 横浜療育園 元女性職員を業務上横領(一億円以上)と私文書偽造


■2000.1.17  宮城県福祉事業団と県社会福祉協議会で相次いだ不祥事 知的障害児施設「宮城県ほたる学園」の職員が性的行為
浅野史郎宮城県知事は、宮城県福祉事業団と県社会福祉協議会で相次いだ不祥事(知的障害児施設「宮城県ほたる学園」の職員が昨年六月から九月頃、十代の女性入所者への性的行為を繰り返し、昨年十月三十一日付けで諭旨免職になった)について、記者会見で「知的障害のある十代の少女なので強制と合意がどう判断されるかが大きな話だが、私が聞いている限りでは、狭い意味での強制は関与していない」と延べた。

しかし、県議会などから「事実を見誤った発言で、人権意識を疑わざるを得ない」「『合意』とは対等な関係で成り立つ。職員と知的障害の入所者ではなじまない」などと批判を受け、
二十四日、「一般論で答えたつもりだったが、二人の特別な権力関係を考えれば、とんでもない話で反省している。軽率だった」と陳謝した。

二十七日、宮城県警少年課と若柳署は、県青少年保護条例違反(みだらな性行為)の疑いで、元ほたる学園副参事を逮捕した。

三十一日、障害者自立生活センター(CILたすけっと)は、県福祉事業団に対し抗議文を提出。女性の介助は女性が行うよう徹底する。職員の諭旨免職を取り消し懲戒免職にする。外部に第三者的監視機関を設置するなど八項目を申し入れた。

■2000.1.26  社会福祉法人十愛療育園 横浜療育園 元女性職員を業務上横領(一億円以上)と私文書偽造
横浜市は、社会福祉法人十愛療育園「横浜療育園」に対し、心身障害児の診療費の補助金など一部の返還を求めているが、同園は、同園の元女性職員を業務上横領(一億円以上)と私文書偽造の疑いで県警に告訴したことを明らかにし、「職員の使い込みという、あってはならないことを未然にふせげなかったことを深くおわびしたい」として謝罪した。同園では元女性職員を昨年九月に懲戒解雇した。

 

トップへ フッターへ