残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

Past news

残しておきたい福祉ニュース

 1996年 
* 2月 * 4月 5月 * * 8月 * 10月 11月 12月

 1996.10.17 段ボール加工業アカス紙器社長の暴行罪・詐欺罪
 1996.10.21 障害者の選挙権 公選法違反 社会福祉法人宗友福祉会みどり園


■1996.10.17  段ボール加工業アカス紙器社長の暴行罪・詐欺罪
水戸地検は、ひたちなか市の段ボール加工業「アカス紙器」社長を暴行罪(一九九四年六月に障害のある従業員の左耳を数回スリッパで殴ってけがをさせたり、一九九五年六月に障害のあるほかの従業員のひざを数回ける暴行を加えけがをさせた疑い)で追起訴した。

同社長は、障害のある従業員に暴行を加え続け、詐欺罪(一九九四年から一九九五年三月までに計十三回、雇用している障害者の給料を水増しして水戸公共職業安定所に報告し、約八百五十万円の国庫助成金をだまし取った疑い)などで公判中。

■1996.10.21  障害者の選挙権 公選法違反 社会福祉法人宗友福祉会みどり園
愛媛県選挙違反取締本部と松山南署は、二十日に行われた衆院選で、社会福祉法人「宗友福祉会みどり園」(知的障害者更生施設)の園長と職員の二人を、園生二十数人に自民党議員の名前を書いた紙片をもたせ、投票用紙に候補者名を書くように指示した公選法違反(投票干渉等)の疑いで逮捕した。

また、長崎県警有川署は、知的障害者更生施設の副園長を、不在者投票のためマイクロバスで園生十人を投票所に連れていく途中、候補者をあげて投票を指示した疑いで逮捕した。

副園長は公民権停止期間中だった。さらに、兵庫県芦屋市の知的障害の女性が小選挙区の候補者名をかけなかったため、投票所職員が白表投票させていたことがわかった。

同職員は、自分で候補者名を書けない障害者などについては、投票所職員が変わりに記入する「代理投票」が認められていることを、一緒に来ていた母親にも説明せずに、女性から投票用紙を取り、投票箱に入れたなど、知的障害者の選挙をめぐっての違反行為が各地で起きた。

 

トップへ フッターへ