残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

Past news

残しておきたい福祉ニュース

 1997年 
* 2月 * 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

 1997.10. 2 茨木市の社会福祉法人天王福祉会の運営する知的障害者更生施設茨木学園が人権侵害
 1997.10.22 特別監査 入所者が無給で土木作業 社会福祉法人天王福祉会 茨木学園


■1997.10.2  茨木市の社会福祉法人天王福祉会の運営する知的障害者更生施設茨木学園が人権侵害
茨木市の社会福祉法人「天王福祉会」の運営する知的障害者更生施設「茨木学園」が、理事長の経営する建設会社の土木建築作業に入所者を無給で従事させていることに対し、「危険な土木作業をさせるのは重大な人権侵害」として調査をすすめていると発表。

理事長は「作業は更生のための訓練」と回答。厚生省は入所者への「処遇プログラム」を作成し、更生の為の生活方法や訓練方法などを決めるよう指導しているが、大阪府は「土木作業は危険が伴い、更生プログラムに当たらない」としている。

■1997.10.22  特別監査 入所者が無給で土木作業 社会福祉法人天王福祉会 茨木学園
茨木市の社会福祉法人「天王福祉会」が運営する知的障害者更生施設「茨木学園」の入所者が無給で土木作業をさせられていた問題で、法人幹部を呼んで事情聴取をして、改善を指導してきたが、指導以降も入所者に土木作業をさせていたことや、職員も建築現場に駆り出していたなどの公金の不正流用の疑いや、実態を隠そうとしていたなどの疑いがあるとして、社会福祉事業法に基づく法人の特別監査を実施した。

「茨木学園」の他、同法人の関連施設全体を対象とした。二十五日、同園は、国と大阪府から震災修繕工事費のために補助金約五百万円を受け、理事長の経営する建築会社に仕事を請け負わせたが、入所者を無給で働かせていた疑いが出てきたという。この件についても特別監査で公金の流れを調べることとなった。

 

トップへ フッターへ