残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース
残しておきたい福祉ニュース
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2002.11. 1 | 知的障害者施設の男性職員が十代の女性入所者に性的ないたずら 川崎市 |
2002.11.14 | 母親と養護施設が和解 突き落とされ娘が死亡 |
2002.11.15 | 施設と遺族和解 女児投げ落とされ死亡事件で大阪地裁 【大阪】 |
2002.11.21 | 知的障害者社更生施設なごみで男性職員から暴行を受ける |
■2002.11.1 知的障害者施設の男性職員が十代の女性入所者に性的ないたずら 川崎市 | |
市が運営する知的障害者施設の男性職員が、今年の五月と六月に施設内で十代の女性入所者に性的ないたずらをして停職六カ月の懲戒処分にしたが、職員は依願退職していことがわかった。市は被害者の意向ということで、公表と警察への通報はしないことにしていた。 |
■2002.11.14 母親と養護施設が和解 突き落とされ娘が死亡 | |
大阪府吹田市の児童養護施設「松柏学園」で二○○○年、入園女児=当時(3つ)=が、入園していた知的障害者の女子(19)に施設五階から落とされ死亡したとして、女児の母親が施設を運営する社会福祉法人に計約六千七百万円の損害賠償を求めた訴訟は十四日、同法人が二千万円を支払うことなどを条件に、大阪地裁で和解が成立した。 関係者によると、施設側は和解調書で「施設内で死亡したことを深く受け止める」と謝罪した上で「二度とこのような事故が起きないよう努力する」としている。 訴状によると、女児は○○年八月十八日深夜、就寝中に女子に抱え上げられ、地上約十四メートルの五階から投げ落とされ死亡した。女子は二○○一年九月、殺人容疑で逮捕、中等少年院に送致された。 原告側は「女子は保育士らにいじめのような行為を受けており、ストレスが限界に来て事件を起こした」と主張。「女子の精神状態に常日ごろから配慮、監督する義務を施設側が怠った」として○一年十月に同地裁に提訴した。 訴訟で、原告側が請求し開示された女子の少年審判記録で、女子が複数の保育士から何度も清掃の手伝いをさせられたり、きつい言葉を浴びせられるなどの体罰を受けていたことが分かったという。 松柏学園は「担当者がいないのでコメントできない」としている。 |
■2002.11.15 施設と遺族和解 女児投げ落とされ死亡事件で大阪地裁 【大阪】 | |
大阪府吹田市の児童養護施設「松柏学園」で00年、入所中の女児(当時3)が別の入所者の少女(19)に投げ落とされて死亡した事件をめぐり、女児の母親(30)が、施設を運営する社会福祉法人「松柏会」に損害賠償を求めた訴訟があり、大阪地裁で和解した。松柏会が母親に対し、2千万円を支払って謝罪することなどで合意した。 訴えによると、女児は00年8月、同園5階で就寝中、知的障害のある入所者の少女にベランダから約14メートル下に投げ落とされ、外傷性くも膜下出血で死亡した。少女は同年殺人容疑で逮捕され、大阪家裁は少年院送致の保護処分を決定した。 女児の母親は昨年10月に提訴。裁判で代理人の弁護士は、家裁が公開した少年審判の記録を証拠書類として提出。少女がおしめ洗いなどの幼児の世話を連日させられていたことや、女児を投げ落とした動機について「学園を一日も早く出たかった」と供述していたことが分かった。 一方、同学園の運営法人は「事故は予見できず、学園側に過失はなかった」として争っていた。和解について、同学園の小松恵介理事は「死亡したのは事実であり、遺族に対して道義的責任を感じ、誠心誠意話し合いに応じた」としている。 |
■2002.11.21 知的障害者社更生施設なごみで男性職員から暴行を受ける | |
東京都調布市の社会福祉法人「調布市社会福祉事業団」は、運営している知的障害者社更生施設「なごみ」で、入所している四十代の男性が、男性職員から暴行を受けたと訴えたため、職員を厳重注意処分にしていたことを明らかにした。 施設は、運営主体の法人に報告書を提出した。 今年十月二日に、男性の左足付け根にあざがあるのを別の職員が見つけたが、男性がこの男性職員の名を挙げ、「けられた」と話し、同五日にも下着に血がついているのが見つかり、この際もこの男性職員の名を挙げた。職員は否定しているが、「入所者にとって怖い存在になっている」として、厳重注意処分にした。 |