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残しておきたい福祉ニュース

 2023年 
* * * * * * * * * * 11月 12月

 2023.11. 1 行方不明 5年間で71件 「放課後等デイサービス」で何が・・・
 2023.11.21 事件発覚のきっかけは『中学生の死亡事故』放課後等デイ施設代表ら利用者への暴行容疑で逮捕
 2023.11.21 15歳の利用者の顔面をバランスボールで殴打するなど 暴行の疑いで放課後等デイサービス施設の代表らを逮捕
 2023.11.30 放課後デイで息子を亡くした遺族 息子を亡くした両親の後悔


■2023.11.1  行方不明 5年間で71件 「放課後等デイサービス」で何が・・・
NHK大阪放送局
障害のある子どもたちを預かる「放課後等デイサービス」。

去年、大阪・吹田市の施設で男子中学生が行方不明になり、1週間後に近くの川で亡くなっているのが見つかった。

NHKが府内の自治体に情報公開請求を行ったところ、施設で子どもが一時、行方不明になったケースは過去5年間であわせて71件に上ることが分かった。

子どもたちにとって大切な場所でなぜ、行方不明が相次ぐのか。
取材を進めると、国の制度の課題が見えてきた。

大阪・吹田市を流れる神崎川。
去年12月。
ここで豊中市の中学1年生、清水悠生さんが亡くなった。

送迎車から降りたあと・・・

3歳の時に「自閉スペクトラム症」と診断され、ことばで意思疎通を図ることが難しかったという悠生さん。
両親は写真を貼ったり絵を描いたりした手作りのカードで一緒に遊びながら、成長を見守ってきた。
水遊びがなによりも大好きだったという。
母親の亜佳里さん
「学校から帰ってきても、家の小さなプールに入るほど好きで、ものすごい笑顔で楽しそうに遊んでいました」
小学1年のころからは、吹田市にある放課後等デイサービスの施設「アルプスの森」に通うようになり、授業が終わった後、帰宅するまでの時間を過ごしていた。

去年12月9日。
特別支援学校での授業を終えた悠生さんは、いつもどおり、送迎車に乗って施設に向かった。
そして、施設の前に到着し、送迎車を降りたそのとき。
悠生さんは突然走り出し、そのまま行方が分からなくなった。
警察などが周辺を捜索したところ、1週間後に川で亡くなっているのが見つかった。

施設への入所にあたり、両親は施設側とある取り決めを交わしていた。
悠生さんは、本人の障害の特性から急に走り出してしまうことがあったため、送迎車から降りる際は職員2人が必ず付き添い、施設内に誘導するというもの。

しかし、両親は事故の後、施設の職員が取り決めを守らず、1人で対応していたことを施設側から聞かされたという。
母親の亜佳里さん
「車の乗り降りの時が最も危険で『必ず2人でやります』と施設側から言われていたので、安心して子どもを預けていました。今は本当に許せず、悔しい気持ちでいっぱいです。悠生はキラキラ光る水面を見て遊びに行こうと考えたのだと思います。ここに来ると、あの子を助けたかったとか、苦しかったのではないかとか、そんなことを思って毎回悲しくなります」

事故を受けて、吹田市はことし2月、施設に対する監査を実施。
決められた対応をせず生徒の安全確保を怠ったとして、新規の利用者の受け入れを3か月間停止する行政処分をおこなった。

施設側は取材に対し「ご遺族に対して大変申し訳ないという気持ちは時間がたっても変わることはありません。2度と同じような事故が起きないよう注意を払い、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。

行方不明は相次ぐ
悠生さんが亡くなってからまもなく1年。
NHKは府内の放課後等デイサービスの施設を管轄する自治体に情報公開請求を行い、同じような事故が起きていないか調べた。
その結果、子どもが一時的に行方不明になったケースが昨年度までの5年間であわせて71件に上ることが分かった。

行方不明になった当時の具体的な状況が確認できたケースは41件で、
▼職員が気づかないうちに外に出てしまったケースが17件と最も多く、▼送迎車を乗り降りする際にいなくなったケースが11件、▼公園で遊んでいた時が9件、などとなっていた。

吹田市の事故を除くといずれもその後、発見されているが、中には▽貯水池で泳いでいたり、▽川にひざ丈ほどまでつかって凍えたりしていたケースもあった。
このうち、高槻市の施設ではおととし4月、公園で子ども8人が職員と遊んでいたところ、女の子1人の行方が分からなくなった。
事故の報告書によると、職員が周辺を捜したものの見つからず、通報を受けた警察も捜索にあたったが、いなくなってからおよそ3時間後、女の子が市内を流れる川の中を歩いているのを住民が発見した。
川はひざ丈ほどの深さで、女の子は長い時間水につかっていたことから体が冷え切っていたという。その後、病院に搬送されけがなどはないことが確認された。
報告書には「発見が遅ければ命の危険に関わる可能性もみられた」と記載されている。
女の子は以前からことばを発することができず、みずから助けを求めることは難しい状態だったという。
原因について、施設側は報告書で「監視が行き届かない場所での活動をしてしまった」、「児童に対するスタッフの確保ができていなかった」などとしている。

職員を増やすと運営厳しく
どうすれば子どもがいなくなるのを防げるのか。
取材を進めると、対策を徹底しようとすれば施設の運営が厳しくなるという現状も見えてきた。
知的障害や発達障害のある子ども、あわせて26人を受け入れている大阪・豊中市の施設「Ange(アンジュ)」。
1日あたりの定員は10人。
国の規定では障害の程度にかかわらず子ども10人に対して最低2人の職員の配置が義務づけられているが、この施設では常に5人程度を配置している。
この施設では重い障害があり、意思の疎通が難しい子どもも多いため、2012年の設立当初から対策に力を入れてきた。施設内では、気づかないうちに子どもが外に出てしまわないよう、扉が開くとベルが鳴るようにしているほか、2か所ある部屋の出入り口に職員を1人ずつ配置し、常に目を配っている。
さらに、送迎車の乗り降りでは子どもに少なくとも3人の職員が付き添い、道路に飛び出さないよう気を付けている。
しかし、この施設でも3年前、公園で遊んでいたときに、当時7歳の男の子がいなくなったことがあったという。職員が目を離した隙のことだった。
幸い、すぐに見つかったが、これを受けて施設では危険に気付くことが難しい子どもについては、職員が1対1で対応するよう改めた。
さらに、吹田市の施設で悠生さんが亡くなったことを受け、ことしからは子どもが行方不明になった場合に備えて、保護者の同意を得た上で顔写真やニックネームなどを警察などと共有する取り組みも始めたという。
ただ、安全を確保するためには多くの職員が必要で、この施設では厳しい運営を余儀なくされている。

施設の最大の収入源は国や自治体から受け取る報酬ですが、これは主に受け入れる子どもの人数で決まるため、職員を増やすほど運営は赤字になる。
この施設では別の介護サービス事業の収益で補填しているのが実情だ。

Ange 管理責任者 郡奈美さん
「子どもの特性にもよりますが、急に走り出した時、声をかければ止まってくれるとは限りません。安全確保のために十分な数の職員を配置しようと思えば、国の基準では経営的にとても厳しくなるという現状を知ってほしいです」

放課後等デイサービスは、児童福祉法に基づき、障害がある子どもを放課後や休日に受け入れる福祉サービスで、11年前の2012年4月に始まった。
厚生労働省によると、全国の施設の数はことし7月時点であわせて2万758か所、利用者数はのべ34万3430人に上っている。こうした施設の現状について、障害のある子どもの支援に詳しい立命館大学の田村和宏教授は制度設計に課題があると指摘している。

立命館大学 田村和宏教授
「療育面と安全面を考慮して職員の数を増やせば運営が赤字になるという、課題が山積している制度設計だ。現状では障害のある子どもの安全を確保できる体制にはなっていない。子ども3人に対して1人程度の職員を配置できるよう、国は報酬の体系を見直すなどして事故を防ぐ対策を急ぐべきだ」

今回の取材で明らかになった71件の行方不明事案。
これは大阪府の5年間に限った事例で、氷山の一角の可能性がある。

亡くなった清水悠生さんの母親、亜佳里さんは「みずから見学して決めた施設だっただけに、息子を助けられなかったことへの後悔がずっと残っています。同じような事故を繰り返さないよう、社会全体で考える機会を作ってほしい」と話していた。

放課後等デイサービスは、障害のある子どもの居場所であると同時に、将来自立した生活を目指すという点でも大きな役割を担っている。
子どもたちが安心して通える場所にするにはどうしたらいいのか。

■2023.11.21  事件発覚のきっかけは『中学生の死亡事故』放課後等デイ施設代表ら利用者への暴行容疑で逮捕
暴行の疑いで逮捕されたのは大阪府吹田市の放課後等デイサービス施設「アルプスの森」の代表・宇津慎史容疑者(60)ら3人。

警察によると、宇津容疑者らは今年2月〜3月にかけて施設内で15歳だった利用者の少年を殴ったり、床に叩き付けたりした疑いが持たれている。警察は3人の認否を明らかにしていない。

この事件が発覚するきっかけとなったのは、別の少年に起きたある事故だった。
「アルプスの森」に通っていた清水悠生さん(当時中学1年)。
去年12月、車で送迎の際に行方不明になり、その1週間後近くの川で見つかり死亡が確認された。

悠生さんの両親は施設側に問題があったと訴えています。
(悠生さん父・悠路さん)
「取り決め自体は口酸っぱく言っていた、普段から(送迎は)2人体制で対応すると」 
悠生さんは障がいの特性から突然走り出すことがあり、施設と両親は車の乗り降りの際は、職員2人が付き添うことを取り決めていた。
しかし、事故当時は職員が1人で対応していた。

(悠生さんの母・清水亜佳里さん)
「どうしてあの子がそんなことになったのか どうしてこうゆうことが起きたのか説明を受けていないのでそこを一番知りたい」

この問題を受けて市は安全確保を怠ったとして施設に行政処分を行っている。
暴行容疑で逮捕される前、宇津容疑者に直接話を聞くと次のように話した。

(宇津容疑者)
「なぜ事故が起きたのですか?)今後の捜査にも影響するので、一切事故に関することはお答えできない」
「過失があったとかそういうことは認める?)もっとそういうことはいえません」「申し訳ない気持ちは一切変わっていないので」

警察は業務上過失致死の疑いでも捜査を続けています。

■2023.11.21  15歳の利用者の顔面をバランスボールで殴打するなど 暴行の疑いで放課後等デイサービス施設の代表らを逮捕
大阪府吹田市の放課後等デイサービスの事業所で、利用者の髪をわしづかみにしたり、床にたたきつけたりするなどの暴行をしたとして、デイサービスの代表者らが逮捕された。

暴行の疑いで逮捕されたのは、大阪府吹田市にある放課後等デイサービス「アルプスの森」の代表者、宇津慎史容疑者(60)と児童発達支援管理責任者の宇津雅美容疑者(65)、児童指導員の棟方日出海容疑者(62)の3人。

3人は今年2月と3月、放課後等デイサービス施設で当時15歳だった重度の知的障害がある利用者に、髪をわしづかみにしたり、床にたたきつけたりするなどの暴行をした疑いがもたれている。警察によると、施設の防犯カメラに暴行の一部始終が映っていたという。
警察は3人の認否を明らかにしていない。

この施設では、去年12月に職員が当時13歳だった別の少年を見失い、少年は近くの川に入って死亡しているのが見つかっている。

(死亡した少年の母・清水亜佳里さん)
「今回息子の件を調べている上でわかったということですけども、子どもがうまく話せないからやり続けてる施設が本当に悪質」
警察は、少年の死亡について業務上過失致死の疑いでも捜査しています。

■2023.11.30  放課後デイで息子を亡くした遺族 息子を亡くした両親の後悔
放課後デイで「2人体制」のはずが「1人で対応」で事故
一方で現場苦しめる制度も『職員増やせば経営苦しく』  毎日放送 MBSニュース

障がいのある小中高生の居場所となっている「放課後等デイサービス」。近年、利用者数の増加に伴い、事業所数は10年で約6倍に増加している。一方で事件・事故・トラブルが相次いでいて、大阪府では死亡事故も発生した。今回、愛する息子を放課後等デイサービスで起きた事故で亡くした夫婦を取材。聞こえてきたのは後悔と怒りの声だった。

放課後デイで息子を亡くした遺族「施設側は安全対策を一方的に破った」

(清水亜佳里さん)
「きのうは運動会だったんだって。クラスのみんなが『悠生くんも一緒に踊ったよ』って言ってたよ」

清水悠路さんと妻の亜佳里さん。去年12月、この場所で愛する息子を亡くした。

(清水亜佳里さん)
「ここに来るたびに、苦しかったんやろなとか、冬だったので水も冷たかったんやろなとか、助けてあげられなくてごめんねって気持ちですね、いつも」

当時中学1年で13歳だった清水悠生さん。3歳の時に「自閉症」と診断された。言葉で意思疎通をすることが難しい中でもより多くの人と関わってほしい。特別支援学校が終わった後に週4回ほど通い始めたのが、大阪府吹田市の放課後等デイサービス「アルプスの森」だった。

(清水亜佳里さん)
「他の施設では難しいなと思うことも、そこの施設ならちゃんと対策しているので 学校以外の居場所ができたというのは本当にうれしく思っていました」

ところが去年12月9日に事故は起きた。送迎車を降りて施設に向かうその時、悠生さんは職員の手を振りほどいて走り出して行方不明に。一週間後、近くの川で亡くなっているのが見つかった。悠生さんは自ら川に飛び込んだとみられている。なぜ事故は起きてしまったのか?

(清水悠路さん)
「送迎は2人体制でずっとやっているって言ってたのに1人で対応していた。命を守るために絶対必要だと言っていた安全対策、それを一方的に破っているんですよね」

小学校の卒業式の映像。卒業証書を受け取ると突然走り出してしまった。このように悠生さんには急に走り出してしまう特性があり、両親と施設側は“ある取り決め”を交わしていた。

【両親と施設側の取り決めより】
 「当事業所は神崎川の横にあるので、絶対入らないように車の乗降時は、厳重に注意をしている。目を離すと、すぐに飛び出すので、1人ではしないようにする」

車の乗り降りの際は職員が2人以上で対応することになっていたが、事故当時、対応していた職員は1人だけ。つまり、約束は守られなかったのだ。

警察は業務上過失致死の疑いで捜査しているが、実際はどうなのか。取材班は施設の代表を直撃した。

(記者)
「なぜこういったことが起きたのか?」
(アルプスの森 宇津慎史代表)
「その辺はお話しできないです。今後の捜査に影響するので、一切事故に関することはお話ししないで下さいと言われていますので」
(記者)
「過失があったことは認める?」
(アルプスの森 宇津慎史代表)
「もっとそういうことは言えませんよ。申し訳ない気持ちは一切変わっていないので」

記者の質問に一切答えることはなかった。しかし、この取材の9時間後、事態は急展開を迎える。
アルプスの森の代表・宇津慎史容疑者(60)ら3人が、別の少年への暴行容疑で逮捕されたのだ。3人は今年2月〜3月、当時15歳だった利用者の少年を殴ったり床にたたきつけたりした疑いが持たれている。

一方で他の放課後デイでも事故の報告が相次いでいることがわかった。大阪府内の全自治体を調査すると、昨年度までの5年間で事故の報告件数が400件を超えることがわかった。さらに一時的に行方不明になったケースも61件に上るという。

こうした事態の背景には放課後デイの急激な増加がある。制度が始まった2012年に比べ、事業所の数は約6倍に、利用者の数は30万人を超えているのだ。

他の施設に聞く『放課後デイの現場事情』
保護者にとって放課後デイはなくてはならない存在だ。東京都内に住む乗田千佳さん(46)の高校2年生の息子・明輝さん(17)は放課後デイに通って10年になる。当初は不安があったというが、今は明輝さんの確かな変化を感じている。

(乗田千佳さん)
「息子は本当に人見知りだったんですけれども、少しずつですけど、人と関わることができているなと。息子にとっても私にとっても居場所というか」

ただ、施設が増えることは、保護者にとって安全な施設を選ぶことが難しくなる側面もあると話す。

(乗田千佳さん)
「その施設が本当に障がいのある子どもをちゃんと守れるのか、基準が親からぱっと見では見えないので。預けてみてやっぱり危なかった、では手遅れになってしまうと思うんですよね」

明輝さんが通っている東京都江東区の放課後デイ「まつぼっくり子ども教室」。活動の前に行われる「はじめの会」。保護者からの共有事項や、その日の体調を職員全員で共有する目的がある。

(職員)
「おはようございます。最初にお名前呼びしてくれる人?じゃあアキトくん!」
(アキトくん)
「はい!元気です」
(職員)
「ハルちゃん元気です。朝はおうちに誰もいなくて、ママはお仕事行ってお兄ちゃんは学校でね、自分の判断で家を出てきて10時前に着いてます」
(職員)
「カノンちゃん元気なんだけど朝ごはんあんまり食べていない…。大丈夫かな?」

活動場所の公園には職員と子どもたちがペアを組んで移動。移動中には子どもが道路に飛び出そうとする場面も。職員は子どもが道路に飛び出して事故に遭わないよう手を離さない。

公園で遊ぶ時も常に目を光らせて子どもを見守る。この日、7人の子どもに対して5人の職員が対応していたが、国の基準では「子ども10人に対して最低2人の職員を配置すれば良い」とされている。

「運営危機に陥らないような制度設計にしてほしい」

(まつぼっくり子ども教室 田中祐子所長)
「障がいのある子どもたちが、より多くの経験をして、なおかつダイナミックに遊べて、なおかつ安全に活動するためには、子ども10人を職員2人でなんて絶対に見ることができないんですよ。そうなると、例えば施設に閉じ込めているだけとか、タブレット端末を渡してスタッフは見守っているだけとかになる。最低でも子ども10人に対して6人くらいのスタッフがいないといけない」

施設の主な収入源は国や自治体から受け取る報酬だ。報酬は受け入れる子どもの数によって決まるため、職員を増やせば増やすだけ経営は苦しくなる。支援の質を守るためには「国が制度を変えるべき」と訴える。

(まつぼっくり子ども教室 田中祐子所長)
「この事業の支出のほとんどは人件費なんですよ。人件費を削れば儲かるんですよ。本当にまじめに真摯に取り組んでいる事業所が運営の危機に陥らないような制度設計にしてほしいと思います」

専門家は、国の制度に加えて、行政の責任を指摘する。

(立命館大学 黒田学教授)
「行政が放課後デイの事業者・職員に対する研修を行うとか、本来あってしかるべきだと思いますよね。支援の質を高めるためには、やっぱり行政の後押しというかしっかりとしたサポートがないと、なかなか事業所任せになってしまう」

息子を亡くした母親は「私の選択がすべて間違っていたと思うと一生後悔です」

去年12月、放課後デイで息子を亡くした清水さん夫妻。事故からまもなく1年、自責の念を抱えて生きている。

(清水亜佳里さん)
「私がこの選択をしなければ、今もあの子は元気で走って、お友達と過ごしていた、先生と過ごしていた、生きていたと思うと、私の選択がすべて間違っていたんだなと思うと、一生後悔ですし、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 

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