残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

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残しておきたい福祉ニュース

 2007年 
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 2007.12. 3 手話で詐欺、福祉関連会社「コロニーワイズ」の2人に実刑判決「聴覚障害者の弱みにつけ込んだ卑劣な犯行」 コロニーワイズ 町田栄子被告(57)と長男の元社員、訓清(のりきよ)被告(29)
 2007.12. 4 【名古屋】電動車イスの男性がホームから転落、電車にはねられ即死
 2007.12.11 車内に障害者置き去り 岩手の施設、職員気付かず 西和賀町  ワークステーション湯田・沢内
 2007.12.12 「弁解の余地がない」 四日市市障害福祉課の女性職員、支援男性宅を公務で訪れた際土足のまま上がる
 2007.12.23 クリスマスに愛のケーキを― 宇治の労組など、障害者施設に贈る ヤマザキ製パン従業員組合京都支部 森井電機


■2007.12.3  手話で詐欺、福祉関連会社「コロニーワイズ」の2人に実刑判決「聴覚障害者の弱みにつけ込んだ卑劣な犯行」 コロニーワイズ 町田栄子被告(57)と長男の元社員、訓清(のりきよ)被告(29)
手話を使って聴覚障害者から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた福祉関連会社「コロニーワイズ」(破産)の元経理担当、町田栄子被告(57)と長男の元社員、訓清(のりきよ)被告(29)の判決が3日、東京地裁であった。

井口修裁判長は「聴覚障害者の弱みにつけ込んだ卑劣な犯行」と述べ、栄子被告に
懲役6年(求刑・懲役8年)、訓清被告に同5年(同6年)を言い渡した。

■2007.12.4  【名古屋】電動車イスの男性がホームから転落、電車にはねられ即死
4日午後4時半ごろ、名古屋市南区柴田町の名鉄常滑線柴田駅のホームで、電動車いすに乗った男性が線路上に転落し、進入してきた名古屋発内海行き特急電車(4両編成)にはねられ、即死した。乗客約100人にけがはなかった。

愛知県警南署で男性の身元の確認を急ぐとともに、転落した原因を調べている。この事故で、同線は神宮前―太田川間の上下線で約1時間15分、運転を見合わせた。名鉄によると、柴田駅は無人駅で、特急電車は通過予定だった。

■2007.12.11  車内に障害者置き去り 岩手の施設、職員気付かず 西和賀町  ワークステーション湯田・沢内
岩手県西和賀町の障害者施設ワークステーション湯田・沢内(坂巻潤子施設長)で今月初め、視覚や聴覚などに障害のある男性(58)が送迎用のワゴン車に置き去りにされ、ほぼ丸1日気付かれていなかったことが、11日までに分かった。
男性にけがなどはなく、体調も良好だという。

同施設によると、1日午後4時ごろ、施設を利用した障害者7人を自宅に送るため、男性職員がワゴン車を運転し出発。車は約1時間15分後に施設に戻ったが、男性職員が車内をよく確認しないまま車を降りたという。

翌2日午後2時ごろ、この男性宅を訪れた女性ホームヘルパーが男性のいないことに気付き、施設などに連絡。捜索から約1時間後、施設の車庫横の作業室でいすに座っている男性を職員が発見した。男性は1人暮らしで、ほぼ毎日施設を利用しているという。

施設は男性に謝罪。坂巻施設長は「完全にこちらの不手際で申し訳ない。信頼回復に努めたい」と話した。

■2007.12.12  「弁解の余地がない」 四日市市障害福祉課の女性職員、支援男性宅を公務で訪れた際土足のまま上がる
四日市市障害福祉課の女性職員=課長補佐級、保健師=が、生活保護を受けている精神障害者の男性宅を公務で訪れた際、玄関で靴を脱がずに土足のまま家の中に入っていたことが十一日、分かった。
同市は「弁解の余地がない」として、男性に謝罪した。

市障害福祉課や男性によると、男性側の支援要請を受けて、市は男性宅への二週間に一回のホームヘルパー派遣を決定。この派遣手続きのため、女性職員と民間病院のケースワーカー、派遣されるホームヘルパーの計三人が今月十日午後一時半ごろ、四日市市内の男性宅(県営住宅)を訪問した。

その際、ホームヘルパーとケースワーカーの二人は玄関で靴を脱いだが、女性職員は靴を履いたまま家の中に入った。室内では、風呂場や約六畳の板張りのリビングを見学し、男性が手続きの書類に記入している間は、リビングにいた。女性職員ら三人は約一時間、男性宅にいた、という。

男性は「最初は本人持参の上履きを履いているのかと思ったが、そのまま履いて帰るので、土足だと分かった。部屋はきれいとはいえないが、・・・

■2007.12.23  クリスマスに愛のケーキを― 宇治の労組など、障害者施設に贈る ヤマザキ製パン従業員組合京都支部 森井電機
クリスマスを控えた21日、障害者施設「宇治作業所」(京都府宇治市五ケ庄)をヤマザキ製パン従業員組合京都支部(同市槙島町)メンバーが訪れ、ケーキ60個をプレゼントした。

今年で30年目を迎えた息の長い善意活動で、施設の利用者たちは「ありがとう」と笑顔で受け取った。

「ケーキのメーカーらしい贈り物を」と京都支部が1978年から毎年行っている。サンタクロースにふんするなどした組合員4人から受け取った利用者たちは、家族で食べるのを楽しみに、大事に家に持ち帰った。

この日はこのほか、森井電機(宇治市宇治)の社員が宇治市役所を訪れ、クリスマスケーキ150個を寄付した。こちらも28年目となる地道な活動で、ケーキは市内の保育園、高齢者施設、障害者施設34カ所に配られた。

 

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