残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース
残しておきたい福祉ニュース
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1997. 2.17 | 富士聖ヨハネ学園 施設内での死亡事件 東京都が関係者から事情を聴く |
1997. 2.25 | 大臣が謝罪、アカス紙器 |
1997. 2.27 | アカス紙器の赤須正夫元社長に対し懲役三年を求刑 |
■1997.2.17 富士聖ヨハネ学園 施設内での死亡事件 東京都が関係者から事情を聴く | |
東京都は、監督下にある知的障害者施設「富士聖ヨハネ学園」(山梨県忍野村)が、入所者の体調を考えない強制的な指導をし、重体になるまで入院させないなどを続け、感染症のため死亡(一九九七年一月)したとされる問題で、関係者から事情を聴くと発表。 |
■1997.2.25 大臣が謝罪、アカス紙器 | |
労相は、水戸市のダンボール加工会社「アカス紙器」などの障害者虐待事件について、衆院予算委員会で「話しを聞けば聞くほど、労働行政の取り組みが不十分との思いが深くなり、労働行政の至らないことを誠に痛感し、お詫びします」「今後は職場のコンサルタントなどを通じて万遺漏なきようにしたい」と謝罪。 厚相は、「障害者は福祉事務所などの関係行政機関にかなりの訴えをしてきたにもかかわらず、悪質な事業主を摘発したり、しかるべき措置が取られず、配慮や誠意にかける面があった」と担当者の対応を批判、障害者の人権や財産擁護について「労働省や都道府県と協力して取り組みたい」と答弁した。 |
■1997.2.27 アカス紙器の赤須正夫元社長に対し懲役三年を求刑 | |
水戸地検は、「水戸事件」の論告求刑公判で、「アカス紙器」の赤須正夫元社長に対し、立件した四件(詐欺、傷害、暴行など)について「暴行の背景には人格蔑視があり、被害者の精神的苦痛は重大」として懲役三年を求刑した。 当日集まった約二百五十人は裁判所を人間の鎖(ヒューマンチェーン)で取り囲んで抗議した。 |