残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース
残しておきたい福祉ニュース
2010年 |
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2010. 3. 6 | 老人施設火災で経営者を書類送検 いわき市 ROSE倶楽部粒来 |
2010. 3.28 | 共同生産・販売ネットワーク化 |
■2010.3.6 老人施設火災で経営者を書類送検 いわき市 ROSE倶楽部粒来 | |
いわき市泉町で2008年12月、老人介護施設「ROSE倶楽部粒来(つぶらい)」から出火、利用者5人が死傷した火災で、いわき東署は5日、業務上過失致死傷の疑いで施設経営者の男性(38)を書類送検した。送検容疑は、男性は避難経路の確保など施設の安全管理を十分に取っていなかった疑い。 火災は08年12月26日夜に発生。2階建ての施設の1階部分を焼き、88歳と90歳の利用者が一酸化炭素中毒で死亡、80、90代の利用者3人が重軽傷を負った。 同市消防本部は昨年11月、火元のリネン室に保管していた、マッサージ用オイルを含んだタオルが乾燥機にかけられオイルの酸化が進み、重ねて収納したため熱が蓄積し自然発火したと推定される、と公表した。いわき東署は出火原因を特定していない。 |
■2010.3.28 共同生産・販売ネットワーク化 | |
障害者の自立と社会参加を目的に、ものづくりを行う障害者施設がネットワークを組み、共同生産、共同受注する取り組みを支援している。障害者週間(12月3〜9日)に合わせたシンポジウムなどの「啓発活動」や、ケアホームの建設をサポートする「住環境コーディネート」も重要な活動の柱。新年度からは「就労支援」にも力を入れようと準備を進めている。 住宅メーカーをリタイアした現理事長の中條桂さんが1999年に任意団体として設立。障害者が作る小物などを住宅展示場で来場者に配るノベルティーに生かそうと考えたが、「品質の向上と大量生産が課題で、なかなかうまくいかなかった」。 そこで着目したのが、ものづくりを行う障害者施設のネットワーク化。生産数の確保はもちろん、一元的な品質管理、品質指導も実現し、府内を中心に約40施設が参加している。また企業サイドとの情報交換を大切にし、ニーズに合った商品開発を心掛けている。 2001年に法人格を取得し、初めて共同生産したのは小磯良平さんの絵を付けたリサイクル紙によるカレンダーで、好評を集め、今年で第7弾となった。現在はエコバッグや手作りお菓子もあり、インターネットでも一般販売している。 今年はさらなる品質向上とブランド化を目指し、料理関係の専門学校でネットワークに参加している施設の指導者らを対象にした研修を10回程度予定しているという。中條さんはこの1年、障害者の就労を何が阻害しているのか調べるために企業ヒアリングなどを重ねた。その結果を「障害者の自立を支援する団体はかなりあるが、自立を望む障害者の能力が企業サイドに、また企業の求めることが障害者サイドにうまく伝わっていない」と分析。4月にも関係団体などに実情を報告する予定だ。 障害者のものづくり支援 トゥギャザー 理事長 中條 桂 住 所 大阪市浪速区難波中3の13の1 学校法人エール学園3号館603 電 話 06(6646)3380 ファクス 050(3099)0431 URL http://www.together.or.jp |