残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

Past news

残しておきたい福祉ニュース

 2002年 
1月 2月 3月 4月 5月 6月 * * 9月 10月 11月 12月

 2002. 4. 1 社会福祉法人大阪市知的障害者育成会 補助金を不正受給
 2002. 4.19 知的障害者更生施設のびろ園 女性職員が利用者からつばをかけられ吐き返す


■2002.4.1  社会福祉法人大阪市知的障害者育成会 補助金を不正受給
大阪市は、社会福祉法人大阪市知的障害者育成会に事業委託したガイドヘルパー派遣事業について、知的障害者向けグループホーム三か所で、三年間に計約六七六万円の補助金を不正受給していた疑いがあることを明らかにした。

同市のガイドヘルパー事業は、外出の介助や旅行の際の「宿泊援助」をする制度で、実際にはグループホームで休んでいる入居者に対し、旅行にしか適用できない「宿泊援助」を行ったことにして申請書に記入して補助金を受け取り、ガイドヘルパーを務めていたグループホームの世話人や部外のヘルパーに支払われていたとしている。

同市は同育成会に対し利息を加算した上で全額返還を求める方針。
また、三ホームでは入居者を月約十日間しか滞在させていなかったことも判明したとして、毎日暮らせるよう指導しするとともに、市内六八カ所の全グループホームに対し緊急指導するとともに、今後チェック体制を見直すことにした。

三ホームの形式上の運営主体は大阪市育成会だったが、世話人らが法人を結成し、先月から正式に運営しているという。

■2002.4.19  知的障害者更生施設のびろ園 女性職員が利用者からつばをかけられ吐き返す
大分県は、竹田市にある民間知的障害者更生施設「のびろ園」で、知的障害者の利用者からつばをかけられた女性指導員が、利用者につばを吐き返していたことについて、大分県知的障害者育成会(保護者団体)から「人権尊重への理解に欠ける」として指導を要請されたが、口頭で再発防止と改善を指導した。同園も口頭で注意した。

女性職員は「つばが汚いということを利用者に知らせたかった。悪いことをした」として、同園に五月一日付けで辞表を出した。

 

トップへ フッターへ