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 2008. 4. 8 京都・南丹の障害者施設 トイレの時間、工賃減額 ワークセンターびび


■2008.4.8  京都・南丹の障害者施設 トイレの時間、工賃減額 ワークセンターびび
「京都府南丹市美山町の障害者就労支援施設”ワークセンターびび”の美山本所で、利用者らが作業中にトイレに1回行くと、10分間分に当たる時給の6分の1の工賃を減らしていたことがわかった。

施設を運営する南丹市社会福祉協議会は生理現象で作業場を離れた場合に減額するのは行き過ぎだとして、4月からトイレ時間の減額をやめさせた。同社協は近く、第三者による調査委員会の設置を施設の運営委員会に提案する方針だ。

同社協によると、トイレ時間の減額は、前身の”みやま共同作業所”時代の数年前から続けていたという。作業中に喫煙や来訪者と立ち話をしていた利用者に対し、他の利用者から同じ工賃では不公平だとの声が出たため、利用者と施設職員が話し合い、作業した時間のみの工賃を払う独自のルールを決めたという。

職員が、時給制の利用者14人を対象に喫煙などで作業場を離れた回数や時間を記録し、トイレで離れた場合も減額していた。時給は作業によって160〜300円。竹内晶施設長は”不公平感をなくすため、単純に働いた分だけつけようということになった。ペナルティーではない”と話す。

同社協の榎原克幸管理部長は”人間の尊厳を踏みにじる行為はあってはいけない。非常に残念で再発防止に努めたい”と話した」

 

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