残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース
残しておきたい福祉ニュース
2024年 |
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2024. 4.25 | いらいらがたまり殴った 知的障害の男性を何度も暴行 岸和田光生療護園 |
2024. 4.25 | 常習的に暴行疑い 岸和田光生療護園 |
2024. 4.25 | 岸和田光生療護園 入所者が逃げてきていた脱走してくる |
2024. 4.25 | 岸和田市の障害者支援施設 岸和田光生療護園で入所者死亡で発覚 |
2024. 4.26 | 大阪府岸和田市の障害者施設で入所者の50歳の男性に複数回にわたって暴行 |
2024. 4.27 | 4人目の逮捕 入所者をバケツで殴打 岸和田光生療護園 |
■2024.4.25 いらいらがたまり殴った 知的障害の男性を何度も暴行 岸和田光生療護園 | |
大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で重度の知的障害がある入所者の男性(50)に繰り返し暴行したとして大阪府警は25日、暴力行為法違反(常習的暴行)の疑いで、介護士の白間慎吾容疑者(26)ら施設職員の男3人を逮捕した。 府警によると男性にけがはなかったが、3月4日に施設内で病死。持病がなかったことから不審に思った遺族が施設に相談し、防犯カメラの映像から暴行が発覚した。府警が詳しい経緯を調べている。 ほかに逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で介護施設職員のドン・ドゥック・カイン容疑者(28)と、ダン・タイン・ズオン容疑者(24)。白間容疑者は「何度注意しても聞いてくれないし、いらいらがたまり殴ったり蹴ったりした」、カイン容疑者は「忙しいときに暴れたのでいらいらしてたたいた」などと供述している。ズオン容疑者は「心当たりがない」と容疑を否認しているという。 3人の逮捕容疑は2月、それぞれ施設2階の共有スペースで、男性の頭を殴ったり、下半身を足蹴りしたりするなど繰り返し暴行をしたとしている。白間容疑者は2月21日〜25日の間に、男性の背中を足蹴りするなど計12回暴行を加えていた。男性には身体障害もあった。 施設のホームページによると、入居定員は99人で重度の障害のある人の利用が多いという。 |
■2024.4.25 常習的に暴行疑い 岸和田光生療護園 | |
大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で2月、入所者を繰り返し暴行したとして、大阪府警は25日、20代の男性職員ら3人を暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑で逮捕した。府警は、介助が思うように進まないことに職員らが不満を募らせ、暴力で入所者を従わせようとしたとみている。 捜査1課によると、逮捕されたのは介護士の白間慎吾(26)▽ベトナム国籍で施設職員のドン・ドゥック・カイン(28)▽同、ダン・タイン・ズオン(24)――の3容疑者。逮捕容疑は施設内の共有フロアで2月下旬、それぞれが別の機会に、身体・知的障害がある入所者の男性(当時50歳)の顔を殴ったり、体を足で蹴ったりする暴行を繰り返したとしている。顔を殴られて床に倒れた男性を再び立ち上がらせ、さらに蹴るといった暴行や、頭や顔を10回以上連続で殴った後に耳や鼻をつねるという執拗な行為も発覚した。男性にけがは確認されなかった。 白間容疑者は「何度言っても(男性が)言うことを聞いてくれないのでイライラがたまり、殴ったり蹴ったりした」と話し、カイン容疑者も「忙しい時に暴れるのでたたいた」と容疑を認めているという。ズオン容疑者は「全く心当たりがありません」と否認している。府警はもう1人の職員も関与したとみている。 府警によると、入所者の男性は3月4日、施設内でぐったりした状態で見つかり、死亡が確認された。医師の診断では病死とされた。しかし、葬儀が終わった同8日、遺族が死亡の経緯を調べるよう施設側に要望。施設側は調査により虐待の可能性があると判断し、同15日に府警へ申告した。 捜査関係者によると、常習暴行の疑いがある4人とは別の職員から、死亡直前に暴力を受けたとみられる様子が防犯カメラの映像に残っていた。この職員は3月下旬、大阪府内で死亡しているのが見つかった。状況から自殺とみられる。 逮捕された3人による行為も、防犯カメラの映像を解析して発覚。数日間にわたって暴行を繰り返す様子が確認されたことから、府警は悪質性が高いと判断し、刑法の暴行容疑より法定刑が重い暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑を適用した。 岸和田光生療護園は岸和田市の社会福祉法人「光生会」が運営している。光生会はもう一つの系列法人とともに、大阪府内で介護老人福祉施設や放課後等デイサービス事業などを手がけている。 光生会の川口光國理事長は25日、岸和田市内で記者会見し「虐待を防ぐ対策は取ってきたつもりだが、結果的に足りず申し訳ない」と陳謝した。逮捕された職員について「勤務態度に問題があるようには見えなかった」と述べた。今後、第三者委員会で再発防止策をまとめる考えを示した。 |
■2024.4.25 岸和田光生療護園 入所者が逃げてきていた脱走してくる | |
大阪府岸和田市の障害者支援施設で入所者の男性の顔をたたくなどの暴行を繰り返したとして、きょう、職員の男ら3人が逮捕された。 【付近の住民】「(入所者が)逃げてきていた、脱走してくる。入所している人の顔を知っているから(わかる)。監視が行き届いてないところもあるかも」 警察によると白間容疑者は調べに対し、「注意しても聞いてくれずイライラがたまって殴ったりしました」などと話し、容疑を認めています。一方、ベトナム国籍の1人は容疑を認め、もう1人には認めていないという。 また男性は先月、施設内で意識を失って死亡し、当初は病死と診断されていたが、遺族の要望を受けて施設側が防犯カメラの映像を確認したところ、男性が暴行される様子が映っていたという。 |
■2024.4.25 岸和田市の障害者支援施設 岸和田光生療護園で入所者死亡で発覚 | |
大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で2月、入所者を繰り返し暴行したとして、大阪府警は25日、20代の男性職員ら3人を暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑で逮捕した。府警は入所者が職員らから日常的に虐待されたとみて経緯を調べる。 捜査1課によると 逮捕されたのは介護士の白間慎吾(26) ▽ベトナム国籍で施設職員のドン・ドゥック・カイン(28) ▽同、ダン・タイン・ズオン(24)の3容疑者。 https://blog-imgs-172.fc2.com/s/o/c/social00welfare00dt/ytto9bvmd31q.jpg 逮捕容疑は施設内で2月下旬、それぞれが別の機会に、身体・知的障害がある入所者の男性(当時50歳)の顔を殴ったり、体を足で蹴ったりする暴行を繰り返したとしている。男性にけがはなかった。ズオン容疑者は「全く心当たりがありません」と容疑を否認。他の2人は認めているという。府警はもう1人の職員も関与したとみている。 捜査関係者によると、入所者の男性は3月上旬、施設内でぐったりした状態で見つかり、死亡が確認された。医師の診断では病死とされた。しかし、遺族から死亡の経緯を調べるよう要望があり、施設関係者が府警に通報。 常習暴行の疑いがある4人とは別の職員から、死亡直前に暴力を受けたとみられる様子が防犯カメラの映像に残っていた。この職員は3月下旬、府内で死亡しているのが見つかった。状況から自殺とみられる。 逮捕された3人による行為も、防犯カメラの映像を解析して発覚。数日間にわたって暴行を繰り返す様子が確認されたことから、府警は悪質性が高いと判断し、刑法の暴行容疑より法定刑が重い暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑を適用した。 岸和田光生療護園は岸和田市の社会福祉法人「光生会」が運営し、定員99人。光生会はもう一つの系列法人とともに、大阪府内で介護老人福祉施設や放課後等デイサービス事業などを手がけている。 |
■2024.4.26 大阪府岸和田市の障害者施設で入所者の50歳の男性に複数回にわたって暴行 | |
大阪・岸和田市の障害者施設で入所者の50歳の男性に複数回にわたって暴行を加えたとして、施設の職員3人が暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕された。 逮捕されたのは、岸和田市にある障害者施設「岸和田光生療護園」の職員で▽介護士の白間慎吾容疑者(26)とベトナム国籍の▽ドン・ドゥック・カイン容疑者(28)、▽ダン・タイン・ズオン容疑者(24)のあわせて3人。 警察によると、3人はことし2月、施設の入所者で重い知的障害のある50歳の男性に対し、それぞれ複数回にわたって頭などを殴ったり蹴ったりする暴行を加えたとして、暴力行為等処罰法違反の疑いが持たれている。 男性は先月死亡し、経緯を知りたいという遺族の要望を受けて施設側が防犯カメラの映像を確認したところ、暴行を加える様子が写っていたため施設側が警察に相談して被害が発覚したという。 死亡した当時は医師が病死と判断していて、暴行との関連については分かっていないということで、警察が詳しいいきさつを調べている。 3人のうち、白間容疑者とドン容疑者は調べに対し「注意しても聞いてくれず、イライラして殴ったり蹴ったりした」などと容疑を認め、ダン容疑者は否認しているという。 職員3人が逮捕されたことを受けて、障害者施設を運営する社会福祉法人光生会は25日午後、記者会見を開いた。 この中で、川口光國理事長は「施設で起きたことについて、この場を借りて深くおわび申し上げます。また、ご遺族にもお悔やみとおわびを申し上げます」と述べ、謝罪した。 法人によると、施設では57人の入所者に対して40人の職員が交代で介護を担当していて、逮捕された3人はそれぞれおよそ5か月から6年にわたって勤務していた。 法人ではこれまで3人の勤務態度に問題はないと認識していて、男性への暴行については防犯カメラの映像を確認するまで気がつかなかったと説明している。 そのうえで、今後は警察の捜査に協力するとともに、第三者委員会を設置して調査を進めていくことを明らかにした。 理事長は「管理責任について重く受け止めている。今後こうした事件が二度と起きないよう、全力で努めてまいりたい」と話していた。 |
■2024.4.27 4人目の逮捕 入所者をバケツで殴打 岸和田光生療護園 | |
大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で、職員らが入所者の男性に繰り返し暴力を振るったとされる事件で、府警は27日、新たに職員の武田真弥容疑者(28)を暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑で逮捕したと発表した。この事件の逮捕者は計4人になった。 武田容疑者の逮捕容疑は2月下旬から3月上旬にかけて、身体・知的障害のある男性(当時50歳)の頭をバケツで殴ったり、背中を膝蹴りしたりする暴行を加えたとしている。府警によると、男性にけがは確認されていない。「おそらく私がやった。(男性に)手がかかるので腹が立ち、手を出した」と容疑を認めているという。府警は25日、他の職員3人も同容疑で逮捕していた。 入所者の男性は3月4日に死亡が確認され、医師の診断で病死とされた。しかし、遺族が死亡の経緯を調べるよう施設に求め、施設の調査で暴行の可能性が浮上した。通報を受けた府警が施設内にある防犯カメラの映像を調べたところ、4人がそれぞれ男性に暴力を振るう様子が記録されていた。 府警によると、4人の暴行と男性の死亡に因果関係は確認されていないという。 |