残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

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 1999年 
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 1999. 7. 4 厚生省、虐待の定義を拡大
 1999. 7.24 岐阜盲学校の教諭が、女子生徒に対し強制わいせつの疑いで逮捕


■1999.7.4  厚生省、虐待の定義を拡大
厚生省は、子ども虐待の定義を拡大することを決め、全国の児童相談所に指示した。

これまでは外傷があるなど明確に判断できるものを「虐待」として定義してきたが、今回の定義の見直しでは、しつけや愛のむちといった親側の論理でなく、子どもが苦痛と感じるかどうかを基準とすることとした。

虐待にあたるとした主な行為は、
身体的虐待としては、殴る、ける、食事を与えない、冬戸外に閉め出す、布団蒸しにする、一室に拘束するなどをあげた。

性的虐待としては、子どもへの性交、性的暴行、性器や性交を見せる、ポルノの被写体などに子どもを強要するなど。

心理的虐待としては、言葉による脅し、無視や拒否的な態度、自尊心を傷つけるような言動、他のきょうだいとは著しく差別的な扱いなど。

ネグレクト(怠慢や拒否)としては、家に閉じこめる、病気になっても病院に連れていかない、乳幼児を家に残したままたびたび外出する、乳幼児を車に放置する、適切な食事を与えない、下着などを長期間不潔なままにするなどをあげた。

■1999.7.24  岐阜盲学校の教諭が、女子生徒に対し強制わいせつの疑いで逮捕
岐阜県 
県立岐阜盲学校の教諭が、同盲学校の女子生徒に対し、授業中に音楽室や和室で、服を脱がせて体を触るなどの行為を繰り返していた強制わいせつの疑いで逮捕した。

同校では五月中旬、女生徒から女性教諭を通して被害の報告を受けて、調査を開始していた。同教諭は否認している。

 

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