残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

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残しておきたい福祉ニュース

 2003年 
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 2003. 9.25 施設を利用している知的障害者、外出制限や暴言 熊本市
 2003. 9.25 風呂でおぼれて水死 東京都社会福祉事業団の運営する東京都七生福祉園


■2003.9.25  施設を利用している知的障害者、外出制限や暴言 熊本市
熊本市議会保健福祉委員会は、施設を利用している知的障害者から、熊本市内の社会福祉法人の職員から外出制限や暴言などを受けたとの訴えを受け、今月に入り、同法人が運営する施設を指導監査し、一部指導していたことを公表した。

本人から相談を受けていた市議の一人は、市の考えをただしたが、市障害保健福祉課は「施設内に苦情を受け付ける相談窓口はあったが、十分な話し合いができていなかった」と答弁した。しかし、ほかの議員からは「苦情処理の窓口が施設内にあったというが、身内が身内を裁くというのは公平性に欠けているのではないか」と、施設内にある相談窓口の実行性に対する疑問や、第三者機関の設置を求める声が相次いだ。

■2003.9.25  風呂でおぼれて水死 東京都社会福祉事業団の運営する東京都七生福祉園
東京地裁は、東京都社会福祉事業団の運営する知的障害者施設「東京都七生福祉園」で今年一月、入所している男性(三四歳)が風呂でおぼれて水死した事故で、男性の両親が「職員は十八年も入所していて男性の障害や投薬内容を熟知しながら一人で入浴させたもので、事故は職員らが安全配慮義務を怠ったのが原因」などとして、同事業団などに損害賠償を求める訴えを起こしたが、これを受理した。

同園側は「入浴中にてんかんの発作が起きたのが原因」としたが、両親は「事故当時、てんかんの症状はなく、薬の副作用で注意力や反射神経が低下し、動作が緩慢になった」と主張している。

 

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