残しておきたい福祉ニュース 1996〜社会福祉のニュース

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残しておきたい福祉ニュース

 2007年 
1月 2月 * 4月 * 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

 2007. 9. 3 コンビニで盲導犬同伴入店を拒まれ「悲しい気持ちに」…身体障害者補助犬法施行5年、後絶たぬ同伴入店拒否
 2007. 9. 4  「孫の将来が不安…」 祖母、脳に障害ある3カ月の孫を絞殺→自首…東京
 2007. 9. 4 【裁判】「知的障害があって罪にならん」 小5息子に万引き指示した父母ら初公判
 2007. 9. 5 香川胃の中から手袋10枚 心身障害者施設入所の男性重体、虐待の可能性も…香川・坂出市 瀬戸療護園
 2007. 9. 6 電動車いすの男性、踏切ではねられ死亡 大阪・高槻市
 2007. 9.12 赤ちゃんポスト:障害児預けたが、思い直し引き取る
 2007. 9.17 【広島】自閉症の兄弟殺害、母公判…夫も母も無理解、独りの育児「もうだめだ…」
 2007. 9.18 授産施設が独自商品 カブトムシ養殖 コーヒー豆手選別
 2007. 9.20 障害ある息子の将来を悲観、首絞めた父を逮捕
 2007. 9.25 天理小校長の自殺、公務災害に認定 “差別的発言で女児不登校、先生は謝罪せず”で、解決に奔走の校長が自殺→公務災害に認定
 2007. 9.27 障害の長男放置死、母親に懲役4年6月…熊本地裁
 2007. 9.28 知的障害女性の胸触る 容疑の男逮捕
 2007. 9.28 知的障害者にわいせつ行為 知的障害者更生施設の元理事に懲役7年判決…鹿児島地裁 せせらぎの郷 小野雅治被告 


■2007.9.3  コンビニで盲導犬同伴入店を拒まれ「悲しい気持ちに」…身体障害者補助犬法施行5年、後絶たぬ同伴入店拒否
交通機関やホテル、飲食店などを利用する際に補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)を同伴できるよう定めた「身体障害者補助犬法」施行(2002年10月)から5年。障害者の社会参加への後押しが期待されたものの、「犬の入店は困る」などと同伴利用を拒否する店が後を絶たず、一方で補助犬の育成、普及も進んでいない。障害者らは「一層の理解や法改正を」と訴えている。

岡山市海岸通、繊維化学会社のリフレッシュ室。同社に勤務するマッサージ師鈴木鈴子さん(47)=同市東古松=が従業員男性の体をもみほぐす。傍らのおりでラブラドルレトリバーの盲導犬「アテネ」が、鈴木さんの仕事を静かに見守る。

身体障害者補助犬法上、企業による補助犬の受け入れは「努力」規定。つえに頼って通勤していた鈴木さんは、盲導犬の利用を同社に勧められ、昨年5月から同伴勤務を始めた。以前よりも駅ホームなどを安心して歩けるようになり、行動範囲も広がったという。

しかし、鈴木さんにはつらい経験がある。1月、同市のコンビニで同伴入店を拒まれた。「悲しい気持ちになった。あの店にはそれ以来、行っていない」

身体障害者補助犬法改正対策使用者団体連絡協議会(千葉市)の05年調査では、回答のあった補助犬利用者44人のうち、法施行後に飲食店などで同伴入店を「拒否された」のは約6割(26人)。「最初は拒否された」(11人)を含めると約8割に上る。

県盲導犬友の会にも、5―8月に入店拒否に関する相談が3件あった。竹野磨智子会長は「補助犬という言葉は広まりつつあるが、理解を得られていない」と嘆く。

■2007.9.4  「孫の将来が不安…」 祖母、脳に障害ある3カ月の孫を絞殺→自首…東京
同居していた生後3カ月の孫を殺したとして、警視庁は4日、祖母の東京都日野市東豊田1丁目、無職佐藤和美容疑者(60)を殺人容疑で逮捕した。調べに「病気の孫の将来が不安で、発作的に殺してしまった」と供述しているという。

日野署の調べでは、佐藤容疑者は3日午前11時ごろ、自宅1階の和室で、昼寝していた孫の川口直丈ちゃんの首をタオルで絞めて殺害した疑い。同日午後7時ごろ、夫(67)に付き添われて同署に自首した。

佐藤容疑者方は1階に祖父母、2階に直丈ちゃんの父親の会社員真吾さん(29)と母親(30)、姉(2)が暮らしていた。事件当時、母親は姉と買い物に出かけており、直丈ちゃんと佐藤容疑者の2人だけだったという。

近所の男性は「子どものおかしな泣き声は聞いたことがなく、孫の面倒をよく見るいいおばあちゃんだったのに」と驚いていた。

■2007.9.4  【裁判】「知的障害があって罪にならん」 小5息子に万引き指示した父母ら初公判
生活に困り、小学生の息子(12)にコンビニで弁当やお茶などを万引きさせたとして、大阪市東淀川区の父母ら3人が窃盗罪で大阪地検に起訴されていたことがわかった。

犯行を指示したとされる無職の父親(31)の初公判が3日、大阪地裁(栗原保裁判官)であり、「知的障害があって罪にならん」と、子どもの障害まで利用していた実態を検察側が明らかにした。

父親は「息子が万引きをしたのは認めるが、明らかな指示はしていない」と起訴事実を一部否認した。

起訴状や検察側の冒頭陳述などによると、父親は妻(37)や同居人の男(21)と共謀。2月22日午後9時45分ごろ、妻の実子で軽度の知的障害がある当時小学5年の男児に、自宅近くのコンビニエンスストアで弁当やお茶、インスタントラーメンなど16点(約2200円相当)を盗ませたとされる。

同居の男が見張り役をする中、男児は商品をかごに入れたまま店外に出たところで女性店員に呼び止められた。通報を受けた大阪府警の東淀川署員が男児を補導し、児童相談所へ通告した。

父親は当時、新聞配達の仕事を始めたばかりで所持金が数千円しかなく、一家は生活苦に陥っていた。父親は、仕事中に負ったけがで月15万円の労災保険を受け取っていたが、昨年中に支給が打ち切られたという。

父親は、14歳未満で刑事責任が問われない男児に食べ物を万引きさせることを思いつき、同居の男に「(男児を)連れて行って、やらせたらいい。知的障害があって、小学生だから罪にはならん」と指示。妻も「私の分も取ってきて」と頼んだという。
 
この日の公判で、検察側は男児の供述調書を読み上げた。「ぼくは、お兄ちゃん(同居の男)と一緒に店に入り、お父さんに言われた通り万引きをしました。店の外で店員さんに捕まりました。お兄ちゃんはバイクで逃げていきました」
さらに検察側は、たばこの火を押しつけた跡が体に残る男児の写真を示し、「男児は父親から暴力を受けるのが怖くて、万引きの指示に従った」と指摘。「子どもに万引きをさせるなど最低だ。
厳罰を求める」と述べたコンビニ店長の調書も証拠として提出した。

一方、父親の弁護人は閉廷後、朝日新聞の取材に「事件の背景には、障害児がいる家庭に福祉が十分行き届いていないという問題もある」と話し、そうした事情を今後の公判で主張する方針を示した。

■2007.9.5  香川胃の中から手袋10枚 心身障害者施設入所の男性重体、虐待の可能性も…香川・坂出市 瀬戸療護園
香川県坂出市府中町の重度心身障害者支援施設「瀬戸療護園」(横倉直登園長)で今年7月、入所する20歳代の重度障害の男性が吐血、搬送先の病院で胃の内部から排せつ介助用手袋(塩化ビニール製)10枚が見つかっていたことが5日、分かった。

胃と十二指腸が傷つき摘出した男性は、現在も重体が続いている。県警も既に4日、業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索。施設関係者らによる虐待の可能性もあり、慎重に捜査を進める。

捜査1課の調べでは、同園で7月10日未明、男性が個室で吐血して苦しんでいるのを、巡回中の職員が発見。病院で手術を受けた際、胃と、その下部にあって小腸とをつなぐ十二指腸から使い捨ての介助用手袋が出てきた。胃には穴が開き、十二指腸は壊死(えし)していた。

男性は昨年7月入所。知的・身体障害があり、通常は個室内で生活。食べ物以外も口に入れる行動もあったが、つかまり立ちは困難。このため、自ら手袋を取りに行くことは難しく、施設関係者が個室に持ち込んだ後に置き忘れたか、飲ませて虐待した可能性もあると判断、家宅捜索に踏み切った。

同園の説明によると、手袋は、介護士が入所者の紙おむつを交換する際に使用。男性の個室内にあるタンス(高さ1.5メートル)の上の紙箱の中に入れてあったが、男性の手は届かないという。
他に手袋が個室に持ち込まれるのは原則、介護士の巡回時に限られるという。

県警は今後、押収した資料や施設関係者からの事情聴取を進めて原因を特定、施設の管理責任も追及する方針。県警には7月中旬、施設関係者とみられる人物から通報があったが、施設側からの相談や届けはなかった。

一方、県は7月中旬から下旬にかけて施設職員や入所者らに聞き取り調査を実施。8月2日、同園に対し厳重注意し、再発防止を指示した。

5日午前、横倉園長らが会見。「男性が手袋を口に入れているところを目撃した職員はいない」としたうえで、「職員約50人に聞き取り調査をしたが、虐待はないと確信している。こうしたことが起こり、管理不足と言われても仕方がない」と謝罪した。

瀬戸療護園は、1990年4月開設。社会福祉法人「瀬戸福祉会」(横倉直登理事長)が運営しており、日中の利用者が約70人、うち入所者が約50人。

■2007.9.6  電動車いすの男性、踏切ではねられ死亡 大阪・高槻市
6日午前11時45分ごろ、大阪府高槻市富田丘町のJR東海道線の踏切で、電動車いすに乗った70歳ぐらいの男性が、野洲発播州赤穂行きの新快速電車にはねられ、死亡した。

高槻署によると、男性が踏切を渡る途中に遮断機が下り、電車にはねられたという。身元の確認を急いでいる。電車の乗客約800人にけがはなかった。

現場はJR摂津富田駅近く。東海道線は大阪−京都間で上下線とも運転を見合わせた。

■2007.9.12  赤ちゃんポスト:障害児預けたが、思い直し引き取る
熊本市の慈恵病院が設置している「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」に、いったん障害のある生後約1カ月の男児が預けられたが、両親が思い直して引き取っていたことが11日分かった。

関係者によると、男児は体に重い障害があり、両親は治療による経済的負担や子の行く末を案じ途方に暮れていた。「一緒に死のうとも思ったが(ポストに)預ければ助けてもらえるのでは」と思い、8月上旬に預けたという。

しかし、両親はその後、病院側とメールでやり取りし、やはり子どもを見捨てることはできないと思い直して、約10日後に引き取っていた。

赤ちゃんポストは5月の設置以降、これまでに7人が預けられており、その後に両親に引き取られたのはこの男児だけ。

■2007.9.17  【広島】自閉症の兄弟殺害、母公判…夫も母も無理解、独りの育児「もうだめだ…」
広島県福山市で自閉症の長男(5つ)と二男(3つ)を絞殺したとして殺人罪に問われた母親の審理が、広島地裁で続いている。明らかになったのは、わが子の障害と正面から向き合い、必死に育児を続けていく中で次第に追い詰められた姿だった。

泉ひろみ被告(35)が「駐車中の車内で子供の首を絞め殺した」と広島県警府中署に自首したのは、昨年十一月六日。公判で「自分も死のうと思った。世間では障害者は不幸という見方が強く、生きていても幸せになれないなら一緒に死んだ方がいい」と話した。

二男は自分の思い通りにならないことがあるとパニックになり、暴れたり道端で全裸になったりした。長男もパニックを起こすと「包丁で刺すぞ」など乱暴な言葉を吐いたという。

泉被告は、二人の養育をあきらめていたわけではなかった。自閉症についての本を読み、勉強会にも参加。二男が通園していた児童福祉施設の担当者も「アドバイスを忠実に受け止め、熱心に育てていた」と振り返る。

変化が表れたのは昨年八月。うつ状態や不眠症が悪化、合わせるように二人のパニックがひどくなった。夫に「助けて」とすがりつくと「おまえの育て方が悪い。なめられているんじゃないか」。子供の世話を手伝ってくれた父親も高齢のため負担が重く、孤立無援の状態になっていった。
(中略)
十日後、「自閉症は障害だから薬をのませるものでない」と伝えていたのに、母親に「薬をのませなさい」と言われた。「夫も母も無理解。死ぬしかない」と、再び愛する子供に手をかけた。

泉被告は現在、精神鑑定中。今年七月の被告人質問で今後の生き方を問われ「生きたいとは思っていない。子供たちのところへ行くのが一番の供養と思う」と答えた泉被告。「とてもつらい思いをさせた。かわいいという気持ちはなくなっていなかった」。涙ながらに話す言葉が法廷に響いた。

■2007.9.18  授産施設が独自商品 カブトムシ養殖 コーヒー豆手選別
障害者が働く各地の授産施設が独自商品の開発、販売に取り組むケースが目立っている。

障害者自立支援法の施行で福祉サービス利用料などの負担が増え、収入源の下請け作業も東南アジア諸国に奪われるなど障害者の労働環境は逆風続き。こうした中、付加価値型商品を手掛けて障害者の賃上げを目指す試みとして注目を集めている。

■経済負担を減少

福井県越前市の授産施設「わかたけ授産場・福祉工場」の一角。外気を遮断する扉を開けると、鼻を突く生臭さ。ひんやりした室内には、世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」のさなぎがプラスチック製容器に入れられ、所狭しと棚に並ぶ。

自立支援法の施行で、同施設では通所者の利用料金が増え、無料だった食費も1食約500円の支払いが必要になった。そこで白藤宗徳所長(35)は賃金を上げることで経済負担を減らそうと考え、養殖を思い付いた。「障害者の粘り強さは、根気が必要な養殖に向いている」と話す。

障害者の就労を支援する福井県セルプ振興センター(福井市)は、商工会議所や授産施設などと提携、知的障害者が虫食い豆やカビ豆を手選別したコーヒー豆を今年から販売。雑味の少ない味が好評だ。

800グラム420円の高級豆腐の販売が好調なのは、約40人の知的障害者が働く宮城県蔵王町の「蔵王すずしろ」。職員が独学で豆腐製造技術を習得。国産大豆100%使用の豆Rの濃度を濃くして風味を際立たせてある。

■工賃倍増計画

全国社会福祉協議会の平成15年度実態調査によると、授産施設の障害者の月額工賃は
約1万5000円と低い。主要業務だった下請け作業が、よりコストの低い東南アジアに奪われて施設の収益が悪化しているためで、下落傾向にある。

現場から自立支援法に対する不満も出ており、厚生労働省は今年、施設で働く障害者の工賃が増えるよう取り組む施設に補助金を出す「工賃倍増計画」を始めた。同省障害福祉課の黒岩嘉弘課長補佐は「施設職員が民間のノウハウを学び、商品開発に取り組めば工賃の倍増は可能」と話す。
 
一方、福井県立大の大塩まゆみ教授(社会福祉学)は「こうした施策が社会保障費カットの口実になってはいけない。障害者の相談に乗る社会福祉士を企業が各事業所に配置して働きやすくするなど、一般社会での障害者雇用も促進すべきだ」と指摘している。

■2007.9.20  障害ある息子の将来を悲観、首絞めた父を逮捕
18日午後、障害のある息子の首を絞め殺害しようとした父親が、殺人未遂の疑いで19日未明、黒部警察署に逮捕されました。

逮捕されたのは、韓国籍で黒部市六天の無職・鄭平泰(てい・ひらやす)容疑者(64歳)です。

警察の調べによりますと、鄭容疑者は18日午後零時45分ごろ、富山市婦中町友坂の路上に停車中の車の中で、長男(28歳)の首をロープで絞め、殺害しようとしました。

しかし鄭容疑者は、長男が苦しむ様子を見せたため首を絞めるのをやめ、自宅に戻りました。異変に気づいた家族が救急車を呼び、事件が発覚。長男の命に別状はないということです。

警察によりますと、鄭容疑者は障害のある長男の将来を苦にして、殺害しようとしたものとみられ、さらに詳しい動機などを調べています。

■2007.9.25  天理小校長の自殺、公務災害に認定 “差別的発言で女児不登校、先生は謝罪せず”で、解決に奔走の校長が自殺→公務災害に認定
地方公務員災害補償基金奈良県支部(支部長、荒井正吾知事)は、平成16年に自殺した奈良県天理市の市立小学校の校長=当時(60)=について、公務災害に当たると認定した。教員の自殺をめぐって公務災害認定されるのは同県では初めて。

校長は16年2月、天理市内で自殺。同校では当時、男性教諭が授業中に障害者に対する差別的な発言をし、障害を持つ姉がいる女児が不登校となる問題が発生し、校長は問題解決に向けて取り組んでいた。校長の遺族が17年10月、公務災害としての認定を県教委を通じて申請した。

認定は今月19日付で、県教委は認定理由について「問題解決に向け奔走する中で過重な職務を余儀なくされ、肉体疲労と精神的ストレスを重ねたと考えられる。職務に起因する強度のストレスにより自殺に至ったとみられる」などとしている。

25日に会見した校長の妻(66)は「公務災害に認定され、感謝している。しかし、悲しみが深くなったのも事実。二度とこのようなことがあってはならない」などと話した。

「よだれあっても、犬のように菌はない」 先生発言で、妹が不登校に…奈良
男性教諭は交流前の昨年5月の授業で、女児の姉の養護学校通学を伝えた上で「養護学校の生徒によだれがついてることもあるが、犬や猫のような菌はない」「手をつながなくてもいいが、つないだ方がいい」などと児童に話したという。

■2007.9.27  障害の長男放置死、母親に懲役4年6月…熊本地裁
知的障害により自活能力のない長男(当時19歳)を放置し、死亡させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた熊本県水俣市古城1、旅館従業員川崎小波(さなみ)被告(49)の判決が27日、熊本地裁であり、野島秀夫裁判長は「経済的に困窮していたとはいえ、母親に見捨てられた被害者は誠に哀れ」として懲役4年6月(求刑・懲役6年)を言い渡した。

判決によると、水俣市内の旅館で住み込みで働いていた川崎被告は2003年、中学を卒業した長男・宏一郎さんを、預けていた児童養護施設から自宅に引き取り、世話をしていた。しかし、昨年12月中旬からは食事を与えず放置し、今春、細菌性肺炎で死亡させた。

■2007.9.28  知的障害女性の胸触る 容疑の男逮捕
金沢東署は27日、金沢市本江町、派遣社員前平勝男容疑者(63)を準強制わいせつの疑いで逮捕したと発表した。

調べによると、前平容疑者は25日午後4時ごろ、金沢市内のバス停で、バスを待っていた同市の女性(26)の手を引っ張り、女性の胸など上半身をさわった疑い。女性は知的障害があり、近くの授産施設に通所している。近所の住人が発見し、同署に通報した。

調べに対し前平容疑者は「女性が知的障害者だと知っていた」と供述、「肩はさわったが、それ以外はさわっていない」と容疑を一部否認している。

■2007.9.28  知的障害者にわいせつ行為 知的障害者更生施設の元理事に懲役7年判決…鹿児島地裁 せせらぎの郷 小野雅治被告 
知的障害者更生施設に通っていた少女にわいせつな行為をしたとして準女性暴行などの罪に問われている施設の元理事の男に対し鹿児島地裁は27日「知的障害者の人権を踏みにじるもので悪質極まりない」として懲役7年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは出水市の知的障害者更生施設、「せせらぎの郷」の元理事で鹿児島市東俣町の小野雅治被告です。

判決によりますと小野被告は2004年と2006年、施設に通っていた当時、19歳と17歳の少女をそれぞれ自分の別荘や自宅に連れ込み、わいせつな行為をした準女性暴行と準強制わいせつの罪に問われています。

小野被告は逮捕以来、一貫して否認していて判決公判では谷敏行裁判長が「被告の証言は全く信用出来ない。知的障害者の人権を踏みにじるもので悪質極まりない行為だ。」と厳しく非難しながらも「77歳という高齢で病気を患っている」などとして懲役10年の求刑に対し、懲役7年の判決を言い渡しました。小野被告は即日控訴することにしています。

 

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